そとこもり。
私も80年代末期から外に出たくて出たくて仕方がなく、ニッポン脱出した口ではある。だけど、最近のそとこもり、と呼ばれる人々は、いわゆるバックパッカーではなく、大都市に定住しながらフラフラと、働くでもなく観光するでもなく日を送るだけの人が多いんだそうだ。
観光しない、という部分では結構共感できるところもある。自分も観光は周りに連れられて、渋々程度。。いわゆるPoints of interestには興味が湧かない。。。それより、海外に出た最初から住んで地元の人と同じように買い物したり、生活したりするほうが好きだったし。観光というのは自分の中の日本をあちこち連れまわしているようなものという思いもあったし。
だけど、一方日本で適応障害のようになってしまって、引きこもりを海外で行うというようなメンタリティでもなかった。確かに日本を出たいと思ったのは日本株式会社が少し息苦しかったからかもしれない。だけど、海外で楽できたか?と問われれば答えはNOである。日本で暮らすより社会のシステムやサービスは遥かに障害は多いし、何より自分を守れるのは自分だけ。。言葉ひとつをとってみても幼児レベルからはじめなければならなかったし。自分のケツを自分ではたかなければ何一つ向こうからは出てこない。日本で居ればそこまで苦労することも無かったけれど、どちらかといえばぬるま湯のようだった当時の日本から出て行くなんていうのは、好んで苦労したいというバブル世代特有の感覚だったのかもしれない。
今はKYだなんだと、日本社会はぬるま湯どころか氷点下の冷たさで、他人を批判し、排除することが一種のエンターテインメントみたいな感さえある。
一方で里帰りのときに見る、地元の風景や暮らしにはジブリの映画のように確かに存在したはずの昭和の日本が見え隠れする。自分のこの属性を失ったStrangerのような感覚もそとこもりしている人々と共有できるものだろうか。。。
現地のフリーペーパーのニュースによれば在外日本人の数はアメリカなどでは減少してきているものの過去最高を更新したらしい。。。少子化、人口減に拍車をかけるようなこんな現象はよく批判のまとにもなったりする。亡国の徒。。。とかね。
だけど思うのはまあありていに言って、国滅びて山河あり。。。どの国ということじゃなく国という枠自体が
もはや疲弊してきていること、この流れが世界規模できっともっと進んでいくだろうな、というのが今の自分の実感でもある。
だだ願わくは、自分が父母に育てられたそのころを慈愛をもって見つめるように、子供たちが自分の子供時代を思い出してくれたら、ということ。。。たとえその場所がどこであっても。。。
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